派遣で働くWebデザイナーはデメリットよりもメリットが大きい

正社員一本に絞ってWebデザイナーの仕事を探すと、就職難で夢を諦めてしまう方が多いです。しかし派遣社員なら、最低限のスキルさえ習得していれば未経験からでも比較的就職がしやすく、実務経験を積むことができます。

派遣社員は期限があるなどデメリットな面が目立つかもしれませんが、Webデザイナーにとってはメリットがとても大きいです。ここでは、派遣社員としてWebデザイナーになった時のデメリットやメリットを紹介していくので参考にしてみてください。

派遣社員のデメリット

派遣切りの可能性や契約終了がある

契約期間に期限のない正社員と違って、派遣社員は最初は1ヶ月、その後は3ヶ月毎に契約が更新されます。そして労働派遣法の改正により最長3年しか同じ組織に入られません。

Webデザイナーの場合、そうそう派遣切りに合うこともないと思いますが、事業悪化やサービス終了等が理由で派遣切りにあう可能性もゼロではありません。

しかし、数ヶ月でも1年でも働いたことは実務経験として残るので、次の転職に前向きに活かしましょう。

交通費が出ない

派遣社員の場合、交通費が支給されません。家から職場までの電車賃が片道200円なら20日間で往復8,000円かかり、片道400円ならその倍の16,000円かかります。

時給が比較的高く、残業代が出るのが派遣の魅力でもありますが、交通費のことも考えると家から近い職場を選びんだ方が無難です。

祝日が多い月はその分、給料が減る

派遣社員は時給制なので働いた分だけ給与が支払われます。祝日が1日もない6月のように、ひと月で22日間働く時もあれば、年末年始で祝日が多い時だとひと月で17日〜18日しか働けない時もあります。

派遣社員として働くことになった場合は、毎月の収入と支出をよく考えて行動しましょう。

住民税を自分で払う必要がある

保険料や所得税が給料から天引きされる一方で、引かれていないものもあります。それが住民税です。住民税は前年の1月から12月までの収入に応じて支払い額が決まります。

正社員やバイトが「特別微収」という方法で給料から住民税が引かれるのとは違い、派遣社員は自分で支払う「普通微収」となっています。毎年6月頃に振り込み用紙が届くので、10万〜20万円ほどの支払いを覚悟しておきましょう。

ちなみに支払い方法は全額一括払いと4回払いが選べます。

派遣社員のメリット

年齢が派遣先にバレない(非公開)

派遣先の企業には、あなたの経歴がまとめられたスキルシートが派遣元から渡されますが、そこに年齢などの個人情報は載っていません。入社後に「何歳?」と聞かれることもあるでしょうが、派遣先との最初の顔合わせでは年齢が非公開となりバレていません。

年齢のせいで正社員の応募に落とされるのでは、と思っている方でも「派遣の登録をして最初の応募でWebデザイナーとして受かった!」なんてことは珍しくありません。

ただ年齢がバレない分、見た目の年齢が重要になるので肌や髪のケアに気をつけて、派遣先との顏合わせに望みましょう。

残業代が必ず出る

Webデザイナーの場合、正社員では残業代が基本給に含まれていることが多く、一定時間を越えないと残業代は出ないという会社がよくあります。

しかし、派遣社員の場合は5分でも残業すると残業代が必ず出るようになっているところがほとんどです。「多いと言われるWebデザイナーの残業理由3つ」でも書きましたが、Webデザイナーとして働いていると残業になることがしばしばあります。急な残業依頼も日によってはあるでしょう。

予定外の残業で居残ることになっても、派遣社員は働いた分が残業代として返ってくるのです。これは派遣社員ならではの大きなメリットといえます。

時給と残業代によっては正社員よりも稼げる

東京の場合、Webデザイナーの時給は1,700円以上が多く、残業は0時間のところもあれば、多い所で40時間ある職場もあります。

時給1,700円の職場に勤めるとして、8時間勤×20日間とすると基本給は272,000円となり、ひと月で20時間残業した場合は+42,500円が支払われ、計314,500円があなたの給料になります。(残業は1日8時間、1週では40時間を超えると25%以上の割増率で払われます。)

もちろん、派遣社員でも社会保険に加入出来るので、保険料や所得税が給与からは引かれますがこれが1年間続くなると年収は3,774,000円にもなるので、残業代目当てで派遣を選ぶWebデザイナーも少なくはありません。

大手にも入社しやすい

よく聞く会社やCMで目にする会社も派遣なら1回の顔合わせで入社が可能です。私も友人も派遣では大手に入社していました。それくらい大手の求人が出回っているのです。

大手に入社するメリットは、オフィスがきれい、業務環境が快適(Webデザインに必要なソフトが最新、PCがさくさく動く等)、契約している業務だけに集中できるなどがあります。(中小の場合は逆にソフトが最新じゃなかったり、雑務やWebデザインとは関係のない契約外の仕事をふってくる会社も中にはあります)

憧れの企業があるなら、派遣で募集がされていないかチェックしてみると良いでしょう。Web上では「某有名企業」と書かれていてどこの会社か分からなくても、派遣の登録に行ってコーディネーターに聞くと名前やヒントを教えてくれます。

正社員に登用される可能性がある

あなたの働きによっては正社員への登用を考える会社もあります。派遣から正社員になりたい、と考えている人は、コーディネターに派遣先の会社で正社員になった派遣社員がいるのかどうか確認してもらいましょう。

実際、過去に正社員になった派遣社員がいる会社では、時期やタイミングもありますが派遣やバイト関係なく正社員登用を検討してくれる会社が多いです。

また、派遣には正社員や契約社員として働くことを前提にした「紹介予定派遣」という派遣もあります。派遣から正社員を狙いたい人はこちらも視野に入れてみると働き口が広がりますよ。

派遣社員でWebデザイナーになることについて

派遣社員はやるべきことが決まっていて、任せられる仕事量も多く大変な時もあります。ですが、派遣社員でWebデザイナーになることはデメリットよりもメリットが大きくおすすめです。

何より実務経験が積めるので、派遣よりもハードルの高い正社員を目指して何ヶ月も何年も転職活動で苦しむくらいなら、派遣でWebデザイナーの夢を掴みましょう。

そして、Webデザイナーとしていずれフリーランスを目指すなら、派遣で経験を積み契約期間終了と共にフリーランスとしてデビューすることだって可能なのです。期限があるとわかっている分、その分集中して将来の目的に向かって成長できるのではないでしょうか。

「今まで派遣社員として働くなんて考えたことがなかった」という人は、派遣社員としての働き方を考えてみてはどうでしょうか。ITやWeb系の求人が多いおすすめの派遣会社については「登録しておきたいWebデザイナーにおすすめの派遣サイト」で紹介しています。

派遣サイトは数多くありますが、Webデザイナーの求人が多い派遣サイトとそうでない派遣サイトがあります。 数ある派遣サイトの中から順番に求人...

正社員一本で絞って探すよりも、派遣も視野に入れて仕事を探した方が就職口がぐっと広がるので良いですよ。

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