Webデザイナーの就活に活かせる紙のポートフォリオの作り方

Web用のポートフォリオは「転職に必須となるポートフォリオサイトの作り方」で紹介しましたが、今回は紙のポートフォリの作り方について紹介していきます。

1.ポートフォリオのイメージを考える

どんなポートフォリオにするか考える

ピンタレストで「ポートフォリオ」と検索したり、色んなポートフォリオが掲載されている本を見て紙のポートフォリオのイメージを膨らましましょう。

それからポートフォリオのサイズを考えます。決まりはありませんが、迷ったらA4にしておきましょう。A4ならファイルの種類や色も豊富で、持ち運びやすいからです。

ポートフォリオの種類を知る

  • ファイル数が決まっているクリアファイルを使う
  • ページ数を増やしたり減らしたりできるポケットファイルを使う
  • キンコーズなどで製本する

基本はこの3つですが、手軽さはクリアファイルかポケットファイルを使って作る方法です。私は無印の透明なクリアファイルに入れて持っていきました。

2.載せる作品を選定する

基本的にWebのポートフォリオと同じ作品でOKですが、作品数が多い時は少し選定して載せましょう。数は少なすぎても多すぎても自分の魅力が伝わらないので、最低10作品〜20作品程があれば良いです。

「自信作はありますか?」と聞かれた時に、すぐ見てもらえるように自信のある物は最初に持ってくるのがおすすめです。

また、作品の他に表紙と自己紹介ページも用意しましょう。

  • 表紙
  • 自己紹介
  • 制作実績

これらをポートフォリオに載せることを考えて作成します。制作実績にはWebのポートフォリオ同様に、作成したサイトのキャプチャ、URL、制作時期、期間、使用ソフト、製作のポイントを記載しておきましょう。

3.レイアウトを考える

作品を1ページに1つ載せるのか、1ページに複数載せるのか、選定した作品をどう見せるかを考えます。最初から完璧じゃなくて良いので、とりあえず簡単なラフを紙にでも何でも良いので書いてみましょう。

やっている内にあなたが作るポートフォリオのページ数が見えてくるので、少なかったり多いなと思えば調整していきましょう。

4.デザインを考える

PhotoshopやIllustratorを使って、レイアウトを元にデータを作成していきます。

5.印刷してファイルに納める

データが完成したら、印刷してファイルに納めましょう。

紙は特にこだわりがないのなら「光沢紙」がおすすめです。光沢紙はつるつるとした手触りでポスターなど写真や色を多く使っているデザインを印刷する時に、発色良くきれいに印刷してくれます。

プリンターの設定でも紙の種類を「光沢紙」に合わせて印刷しましょう。

キンコーズなどに製本を依頼する場合はネットからも注文できます。

参考になるおすすめの本

採用担当者の心に響くポートフォリオアイデア帳

これから社会に出ようとしている新卒の方の作品が多数載っていて、未経験からwebデザイナーになりたいと思って就活している人と通じるものがあります。

Web業界以外にも、ゲームや出版業界向けのポートフォリトも載ってますが、色んな作品が見れて参考になるのでチェックしてみるのをオススメします。

クリエイティブ業界を目指す人のための ポートフォリオ見本帳

こちらもWeb業界以外の作品が載っていますが、実際に就職できた方のポートフォリオが多く載っています。

採用担当者の目をひきつける見せ方やアピール方法も載っているので、お手本として見るにはとても良い本です。

なるほどデザイン

ポートフォリオの本ではありませんが、レイアウトやデザインについてタイトル通りに「なるほど〜!」と思えるような紹介が分かりやすく載っています。

文字よりも写真やイラストでの説明が多いので、女性でもすんなり頭に入ってくる内容になっています。

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