Webデザインスクールに通うデメリットメリット

Webデザイナーになる方法の一つとして、「スクールに通う」という選択肢があります。

独学でWebデザイナーになれるならスクールに通う必要なんてないんじゃ?と思う時期が私にもありましたが、スクールに通った方が良いこともあるということが職場の同僚や知人の話を聞いて分かってきました。

そこで今回は、Webデザインを学ぶために通うスクールのデメリットとメリットを紹介していきます。

スクールのデメリット

受講料がかかる

経済的に余裕があれば良いのですが、受講料は決して安くはありません。

未経験からWebデザイナーに就職する場合、最低でもHTML/CSS、Photoshop、Illustrator、Webサイトの制作経験を積んでおきたいので、それらを習得するためには平均で6ヶ月〜9ヶ月間の受講で30万〜50万円が必要になってきます。

スクールに通うためにはそのための貯蓄が必要になるのです。

自分の時間が取られる

職場や家の近くにスクールがない場合、授業時間に加え移動に時間が取られます。交通費もかかり、予想外の出費になることも。

オンライン受講があったり仕事のない曜日に通うことも可能ですが、スクールに通う場合は隙間時間を狙って行くことになると思うので、自分でうまく日々のスケジュール管理をする必要があります。

必要最低限の知識やスキルまでしか身につかない

スクールに通っただけでプロのWebデザイナーレベルのスキルが身につくことは、ありません。

私の周りにいる未経験からWebデザイナーになった人は皆、スクールに通いつつ独学でもスキルアップを図っていました。そして就職できた後も日々Webデザインの勉強をしています。

独学だろうがスクールに通おうが、基本は「必ずWebデザイナーになる!」という「自分のやる気」がとても重要になってくるのです。

スクールのメリット

同じ目的や意識を持った仲間が出来る

修学中から卒業後も相談したり助け合える仲間が出来るのは、高い受講料を払ってでもスクールに通う最大のメリットであり財産になります。仲間が出来ただけでも「スクールに行って良かった」と思う人も少なくありません。

マンツーマンやオンラインの受講もありますが、同じ志を持った仲間を作るという目的では複数の生徒と一緒に学べる授業がおすすめです。

スクールで出来た人脈を通してWebデザインの仕事を貰っている人もいるので、将来のことを考えて人との繋がりを広げることを考えるのもとても大切です。

先生という相談相手がいる

一人で頭を悩ますことなく、分からないことがあれば先生に相談できます。熱心に細かくアドバイスしてくれる先生が多いので、制作した作品に対して意見を貰えることはとても参考になります。

時にはダメ出しをくらうこともあるかもしれませんが、実際の現場でもダメ出しはよくあることです。「良いサイトを作るため」と思って、良い点も悪い点も素直に受け入れましょう。

本気でWebデザイナーとして就職したいという熱意があれば、先生は協力的にサポートしてくれるので強い味方になります。

効率よく最低限のスキルが身につく

独学で「次はどうしたら良いんだろう」「何から手をつけて良いか分からない…」と迷うことがあっても、スクールはカリキュラムがあるので迷うことはありません。

順序良く授業が進み、Webデザイナーになるために必要なスキルが着実に身についてきます。自分で計画を立てて進めるのがいつも上手くいかない、という人にはスクールはうってつけといえます。

Web業界の話が聞ける、就職のサポートがある

現役で活躍している先生が多くいるので、現場のリアルな声を聞くことができます。プロの立場からあなたが進みたいWeb業界の話を聞けるので、就職後のイメージが想像しやすいでしょう。

また、学校やコースにもよりますが、企業の採用担当者からアドバイスを聞けたり、Webデザイナーへ転職するためのカウンセリングを受けることができます。履歴書の書き方から面接の練習まで受けられる学校もあるので、使えるものは積極的に活用していきましょう。

Adobeのソフトが学割で買える

スクールに通うことにより、PhotoshopやIllustratorなどのAdobeソフトが学生割引で最大60%OFFで購入できます

PhotoshopやIllustratorを持っていない、または持っていてもVer.が古かったりElementsしか持っていないという人は、スクールに通ってAdobeのソフトを手に入れた方がお得です。

まとめ

スクールは受講料が高いのが最大のデメリットですが、人によってはそれをカバーできるメリットも揃っています。

就職できても同期がいなかったり、Webデザイナーが自分1人だった場合は相談する相手もおらず一人で解決するしかありません。それがスクールに行っていれば卒業後も仲間や先生に相談することができます。

スクールによっては現場や先生の雰囲気に、合う・合わないがあると思うので、まずは可能な限り無料見学に一通り行ってみてことをおすすめします。「本気でWebデザイナーになりたい」と思っているならスクールは悪い選択ではありません。

関連記事

未経験でWebデザイナーの面接に合格する3つのポイント

正社員としてWebデザイナーになるメリット・デメリット

正社員かそれとも派遣社員か?雇用形態の違いと特徴で選択する

Ul/UXとは?初心者がUI/UXデザイナーとして働く方法

Ul/UXとは?初心者がUI/UXデザイナーとして働く方法

Webデザインの職業訓練で面接に受かるための6つのポイント

転職エージェントはWebデザイナー未経験者も使うべき!その理由とメリット