前回のミッション「転職に必須となるポートフォリオサイトの作り方を知ろう!」
未経験からWebデザイナーに転職したいけれど書類選考すら通らない…と気落ちしてWebデザイナーの夢を諦めてしまう人って以外と多いですよね。実際、Webデザイナーの面接官やWeb担当者の面接官をしたことのある元同僚に話を聞くと、未経験者からの応募は多いとのこと。
それでも、過去には経験者よりも未経験者を採用したことがあったといいます。今回はその時のポイントをまとめてみました!
ポートフォリオサイトを必ず記載する
Webでの募集も多いWebデザイナーの求人ですが、応募ページにポートフォリオサイトのURLを記入する欄がなかったとしても、自己PRの欄などに必ず記載しておくことが大切です。
経験者は職務経歴書に制作に携わったサイトのURLを書くことで実力や実績をアピールできますが、未経験者はそれができないのでなおさらポートフォリオサイトを用意してあなたのをセンスやスキルを知ってもらう必要があります。
未経験者OKの求人でも、経験者で良い人がいればその人を採用したいのが普通です。何故なら未経験者よりも知識やスキルが豊富な経験者の方が指導する手間が少なくなるからです。ですが、未経験者でも磨けば光るものがある、少しでも会ってみたいと思わせることが出来れば審査が通る可能性は高まります。
そして、ポートフォリオサイトには、ただ単に作った物を載せておくのではなく補足として、作品の意図やターゲット、制作時間、PhotoshopやDreamweaverなどの使用ツールを書いておくのがポイントです。
Webデザインの仕事はクライアントが存在し、納期がある仕事です。バイトなら可能性はあるかもしれませんが、「特に意図はありません、ただ作ってみたサイトです」では採用されません。「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」ということわざがありますが、ある程度のクオリティがないと撃っても全く当たらないのです。
ポートフォリオサイトを作る時は初心者丸出しのサイトではなく、自分でもある程度納得できるようなサイトを作ってみてください。スクールに通っているなら先生に見てもらうのが一番良いですし、家族や友人にサイトを見せて感想を貰うのも良いでしょう。
ポートフォリオサイトにあなたのWebデザイナーになりたい!という気持ちや熱意を詰めてください!
どうしてその会社に応募しようと思ったかを明確に書く
Webデザイナーに何故なりたいかという志望動機を書く人はいても、何故その会社に応募しようと思ったかを書く人は以外と少ないです。どこの会社にでも言える言葉と、その会社にしか言えない言葉では採用担当者の心に伝わる響きが全く違います。
極端かもしれませんがこれを愛の告白に置き換えると、「あなたは女性なので好きです、付き合ってください!」と言われるよりも、「あなたの◯◯なところが好きです、付き合ってください!」と明確な理由を相手から言われた方が納得しますよね。
応募した会社の採用担当者に「この人は別にうちの会社じゃなくても良さそう…」と思われる書き方ではなく、「だからうちの会社に応募してきたんだ、じゃあうちの会社とも合いそうだな」と納得させる書き方をすることが、書類選考通過のポイントとなるのです。
Webデザイナーを募集する会社なら、自社のWebサイトを持っているはずです。そこからその会社のことを調べて、あなたが惹かれた部分や興味を持ったことを書いてみましょう。面倒と思うかもしれませんが、これをするかしないかで書類選考を通過する確率がぐっと変わります。
今までの職務経歴の中から活かせる部分をアピールする
採用担当者は、まず職務経歴書を見て募集している職種やそれに近い経歴があるかを確認します。未経験者からの応募の場合は「なぜ経験したことのないWebデザイナーの求人に応募してきたんだろう」と思うので、それを納得させる理由がなければ採用されません。
単なる興味や憧れだけで「頑張ります!」という言葉では採用担当者の心に響きません。Webデザイナーの仕事は未経験でも、前職や今までの経験から活かせるスキルがあればアピールしていきましょう。
例えばアパレルの販売員からWebデザイナーに転職しようと思っているAさんの場合。アパレル関係中心にWebサイトを制作する会社に応募するとします。そこで、販売員の時に培ったコミュニケーション能力や販売戦略があれば「売り上げを伸ばすためこんな工夫をしてきました」と経験を活かせることをアピールすることができます。
しかし、前職の経験から全くアピール出来る部分がない…という人もいるでしょう。私の元同僚で未経験からWebデザイナーになった彼女の場合もそうでした。彼女は、今まではPCを使ったデータ入力がメインの仕事をしていて顧客と接することもなければグラフィックソフトを扱ったこともありませんでした。
そこで彼女は知り合いの飲食店のWebサイトを作って、そこに人が来てくれるよう様々な工夫をしたのです。自己満足でサイトを作るのではなく、クライアント(ここでは飲食店のオーナー)の要望を元にWebサイトを作ったという事実は立派なアピールポイントになります。
読みやすさに気をつける
採用担当者は1日に何件、何十件もの応募内容を見ることがあります。文字がびっしりで改行もなくて見づらい…という応募内容だとデザイナーという職業柄、それだけで見る気が失せることも。
テキストにはメリハリをつけて、読みやすさを意識したレイアウトにしましょう。
まとめ
・ポートフォリオサイトを必ず記載する
・どうしてその会社に応募しようと思ったかを明確に書く
・今までの職務経歴の中から活かせる部分をアピールする
・読みやすさに気をつける
上記がWebデザイナー未経験でも書類選考に受かるポイントです。あなたの持っている熱意と強い意気込みを相手に伝えられることが出来たら、採用される可能性はぐっと高まるでしょう。
何十社応募してもどうしても受からない…と諦めてしまいそうになった時は、派遣サイトや転職エージェントに登録するのもおすすめです。
派遣の場合は来社登録するとコーディネーターと1対1でキャリアカウンセリングを受けることができ、あなたに合った仕事があればその場で紹介してくれますし、足りないスキルがあれば指摘してくれます。
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また、転職エージェントでは紹介できる仕事があれば職務経歴書の添削もしてくれます。1人で悩むよりも誰かに相談した方が道が開けることもあります。派遣サイトも転職エージェントも無料なので、使えるものは使っていきましょう!
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次のミッション「未経験者がWebデザイナーの面接に合格する3つのポイントを知ろう!」