Webデザイナーになるには一定のスキルさえあればなることが可能ですが、勉強していて途中で挫折しそうになる方もいると思います。
自分は向いていないんじゃないか?大丈夫なのかではと悩んでいる方のために、こんな人はWebデザイナーに向いている、向いていないという特徴をまとめてみました。
Webデザイナーに向いている人
ユーザーの気持ちになれる
Webデザイナーの仕事は、クライアントの目的や要望を達成できるようなWebサイトを作ることです。自分の好き嫌いでWebサイトを作るのではなく、サイトを利用するユーザーが好む色使いや使いやすいデザインを考えて作る必要があります。
Webデザイナーは自己表現をする芸術家ではないので、作るWebサイトをいかに客観的に、ユーザーの気持ちになって見れるかがとても重要になります。
コミュニケーションを取ることができる
新規サイトやページを作る際、そのサイトやページを作る目的をクライアントにヒアリングすることになります。クライアントからは「こうしたい、ああ見せたい」という要望があがるでしょう。
それが想定されるターゲット層にマッチしていれば良いのですが、合っていなければそれを伝えて代わりの案を提案するなどして納得して貰う必要があります。
中にはWebデザイナーのいうことに聞く耳を持たないクライアントもいますが、逆に良いことは提案してほしいと思ってるクライアントもたくさんいます。
より良いサイトやページを作るために、コミュニケーション能力は必要不可欠です。
新しいものがを取り入れることができる
Web制作の現場は、常に新しい技術やサービスが生まれる移り変わりの早い世界です。それらを気にかけ、サイトに取り入れたらどうなるだろうと興味を持ち実際にやってみることが大切になってきます。
中には時短になる技術もあれば、難しいけどすごいと思える技術もあるでしょう。それらを体験してみることでスキルが身につき、提案できるデザインの幅も広がるのです。
Webデザイナーに向いていない人
新しいことを覚えようとしない
今ある技術だけでもWebサイトは作れますが、向上心がないとセンスも技術も伸びません。Web制作の現場でも取り残されるだけで、場合によってはクライアントの方が知識があってWebデザイナーとしての立場がなくなる場合もあるでしょう。
「面倒だから、時間がない」と言い訳して、何もしないでいると周りとの差は開く一方です。
自分が作ったものに対して色々と言われるのが嫌
Webサイトのデザインや色は「何となく、個人的に好きだから」という理由ではなく、「なぜこういうデザインや色にしたか」という理由をクライアントに説明する場面が出てきます。
理由を考えるのが面倒だったり、自分が作ったものに対して周りからあれこれ言われるのが嫌な人は、デザイナーではない仕事を探した方が良いでしょう。
人と話すのが苦手
思っていてもそれを口に出すことや話すことが苦手だと、クライアントの言いなりになってしまう可能性があります。言われることだけをやるのは楽かもしれませんが、無茶な注文や要望がエスカレートして、修正が終わらない…なんて自体にもなりかねません。
そうならない様に、伝えたいことは伝えて自分を守るためにも、人とは最低限話せる必要があります。
Webデザイナーになるにあたって大切なこと
向いている人と向いていない人を紹介しましたが、向いている人に当てはまっていなくても問題ありません。私も20代半ばにWebの世界に入った時は芸術家タイプで、ユーザーの気持ちなんて考えていませんでした。
それに適正があっても辞めるひとは辞めます。
Webデザインの仕事を続けるには、細かい作業をし続ける根気や「Webデザイナーの仕事が好き」という気持ちがあることがとても重要なのです。
どんな仕事にも面倒なことはたくさんあります。ただそれが面倒でも「充実感のあるわりと好きな仕事の一部」なのか「苦痛を感じるほど嫌いな仕事の一部」なのかではやる意味が変わってきます。
「向いている人に当てはまってないから無理かも」と思ってもWebデザイナーの道を諦める必要はありません。Webデザインがあなたにとってやりがいのある作業なら、おのずと必要な技術はついていきます。
適正に振り回されず、好きなものは好きと歩み進んでいってください。