法律上では副業は禁止されていませんが、派遣会社の中には副業を「許可」している会社もあれば、「禁止」している会社もあります。
今の稼ぎじゃ不安だから副業を始めたい、副業で生活費を稼げるようになって在宅で仕事ができるようになりたいと思っても、派遣会社が副業を禁止していはどうにもなりませんよね。
私が登録していた派遣会社の多くは副業OKだったのですが、中には条件をクリアしていればOKな派遣会社や禁止している派遣会社もありました。
そこで今回は、私や友人が営業担当者に確認した大手6社の副業規定についてまとめておきます。
副業可能な派遣会社
・テンプスタッフ
・パーソルテクノロジースタッフ
・アデコ
・マイナビスタッフ
上記4社は副業の禁止はしていません。
ただ、各営業担当者に聞いた時は、どこも「本業である派遣先の仕事に影響はないか」ということを確認されました。本業を問題なくこなし、支障が出ないのであれば副業もOKということです。
アデコは来社せずとも仕事を紹介してくれますが、他3社は来社予約で一度は派遣会社に行って仕事紹介を受ける流れになるので、心配な方はその時に一度スタッフの方に確認してみてください。
条件ありで副業可能な派遣会社
・リクルートスタッフィング
こちらは、「本業の就業時間が週40時間以内を超えていなければOK」です。
リクルートスタッフィングのページに、下記Q&Aがあります。
・複数の仕事の掛け持ちは是か非か?
同時に複数の派遣会社と雇用契約を結び、派遣先を掛け持ちして働くことは可能です。 ただし、会社によっては副業を禁止している場合もあるので、留意が必要です。
また、労働基準法にて、一人の労働者が働くことのできる時間(法定労働時間)は、1日8時間、1週40時間までと決まっており、休日も週1回以上必要です。
従って、すでにフルタイムで派遣就業している場合に、別で「休みの日だけ」や「派遣就業後の夜2時間だけ」などのような働き方はないことをご理解ください。
参照元:https://www.r-staffing.co.jp/sol/cont/qa_02/
これを見ると、先にあげた副業可能な3社もダメなんじゃ?と思うかもしれませんが、そこはグレーゾーンです。
1日8時間1週40時間働く派遣社員が、本業の仕事が終わった後にコンビニや飲食店など別の会社で働くと、労働基準法の問題で派遣元や副業先の会社があなたに時間外手当を払う必要が出てきます。
黙っていれば時間外手当を払われることもないのでバレることはないでしょうが、やるかやらないかは自己判断が必要です。
副業禁止の派遣会社
・スタッフサービス
派遣の副業は禁止しており、WebサイトのQ&Aにも下記記載があります。
スタッフサービスグループでは、派遣スタッフの副業を禁止しております。
あらかじめご了承ください。
在宅でできるおすすめの副業
難易度:低
・アンケートモニター:マクロミル
ちょっとした隙間時間を使って答えらえるアンケートモニターです。手持ちのスマホやパソコンを使ってできるので、誰でも簡単に始めることができます。
難易度:中
・ホームページ制作、ライティング関係等:ランサーズ、サグーワークス
・イラスト受注、ロゴデザイン等:ココナラ
得意なことを活かして仕事を受ける副業です。Webデザインからライター業、ロゴやイラスト作成、中にはアンケートに答えるだけの簡単な仕事もあります。
・チャットレディ
パソコンやスマホなどの画面を通してお客さんと会話する仕事です。少し怪しさを感じるかもしれませんが、FANZA(元DMM)など、有名所や大手が運営している会社を選べばサポートもしっかりあるので大丈夫です。
顔出しOKで、話すことが好きな方なら難易度はそれほど高くなく、高収入が得られる副業です。時給は劣りますが、中には顔を出さないチャットレディもあります。
難易度:高
・アフィリエイト:A8.net
・広告収入:Googleアドセンス
Webサイトやブログに商品を紹介して収入を得る方法です。
副業の収入が20万を超えると確定申告が必要
副業で年間に得た収入が20万を超えると、確定申告が必要になります。もし、しない場合は、脱税と見なされ悪質と判断された場合は逮捕にまで至ります。
派遣の副業についての可否まとめ
テンプスタッフ | ○:本業に支障が出なければOK |
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パーソルテクノロジースタッフ | ○:本業に支障が出なければOK |
アデコ | ○:本業に支障が出なければOK |
マイナビスタッフ | ○:本業に支障が出なければOK |
リクルートスタッフィング | △:本業が1日8時間、1週40時間を超えていなければOK |
スタッフサービス | ×:副業は禁止 |
多くの派遣会社では「副業OK」としているものの、細かく言えば「本業に支障が出なければOK」で、本業に支障が出る副業であれば派遣先や派遣会社からNGが出る可能性は大いにあります。
副業することを前提に派遣先を決めたいのであれば、副業OKを出している会社に絞って、本業も副業どちらもしっかりこなしていきましょう。