正社員かそれとも派遣社員か?雇用形態の違いと特徴で選択する

Webデザイナーとして就職する、といっても働き方は様々です。正社員に契約社員、派遣社員やアルバイトといった選択肢がありますが、どれか1つだけに絞って探していませんか?

選択の幅を広げることは1ヶ月でも早くWebデザイナーになるためにはとても大切なことです。

Webデザイナーとして各雇用形態に就職した場合、どういう違いがあるかを今回は紹介していくので、それぞれの雇用形態をよく知って、働き方の参考にしてみてください。

Webデザイナーになるための雇用形態

正社員

正社員は雇用期間が定められずに会社と雇用契約がある形態です。責任のある仕事を任せられることも多いですが昇進や昇給があり、福利厚生も充実しています。

Webデザイナーの正社員の特徴は、年俸制が多く、ボーナスがない所が多いということです。残業代は基本、毎月の固定給に含まれており、30時間〜40時間を超えたら残業手当が別途支給される会社がほとんどです。

もし、就職の希望条件を「賞与あり・残業代支給」で絞っている方がいるなら、それは外して探した方が良いでしょう。未経験者というだけでもWebデザイナーになるのは難しいのに、更にハードルを上げるだけです。また、退職金がある会社はほぼ皆無なので、それも期待しない方がいいです。

一度正社員として就職出来れば雇用期間を気にせず安定して働き続けることができるので、年収アップを考えている人はキャリアパスとしてWebディレクターやフロントエンジニアに社内転職することも狙えます。

契約社員

契約社員の特徴は、正社員と違って雇用期間が定められているということです。最長3年から、派遣やバイトで長く勤めていたりすると最長5年の契約期間を勤め先から提示されます。正社員と同じく会社と雇用契約を結ぶので、交通費を貰えるところが多いですが、給与は正社員より安くなり、賞与も貰えない場合がほとんどです。

Webデザイナーとしての仕事内容は、実務未経験の場合、最初は任される仕事内容に正社員と差がありますが、実力や働き具合によって問題ないと判断されれば正社員とさほど変わらない仕事内容になってきます。

半年後や1年間後には正社員として登用する会社も多いので、正社員を狙っている人は良いなと思った会社に正社員の募集がなかったとしても、契約社員から正社員になれないか募集要項をよく確認してみると良いでしょう。

派遣社員

派遣社員は正社員や契約社員とは異なり時給制が多いです。勤め先と雇用契約を結ぶのではなく、派遣元となる会社と雇用契約を結ぶこととなり、派遣期間が最長3年と決まっています。交通費は基本支給されませんが、時給が割高であることが多く、5分〜15分でも残業した場合はきちんと残業代が支払われるようになっています。

Webデザイナーとしての仕事内容は、Webサイトを一から構築してリリースまで持っていくというよりも、元々あるWebサイトに特集ページやキャンペーンページを追加するために、そのページを新しく作成する、というような仕事が未経験者OKとして募集されることが多いです。

派遣切りの可能性はないとは言い切れませんが、だからといって派遣でも仕事を探さないのはもったいないです。派遣社員だろうがWebデザイナーとしての実績がつくことに変わりはありません。

以外かもしれませんが、未経験でWebデザイナーに就ける可能性は正社員よりも派遣社員で探した方がぐっと高まるので派遣で探したことのない人は一度見てみると良いでしょう。

アルバイト

アルバイトは派遣と同じで、時給制がほとんどです。交通費は出ますが低時給な点がネックなので、1人暮らしをしている社会人にとっては少々厳しい選択肢です。

Webデザイナーとしての仕事内容は、ちょっとした更新業務からバナーの作成など社員であるWebデザイナーのアシスタントとしてスタートする事が多く、スキルがあればWebサイトやページのデザイン、コーディング業務を任されるようになります。

アルバイトを募集している会社は、社員登用のある会社が多いので、応募する際は必ず社員登用があるかどうかをチェックしておきましょう。

正社員よりも採用される確率は高いですが、Web業界は平均年齢が30歳前後と若いので、30歳過ぎの新人は採用されにくいかもしれません。どうしてもアルバイト経由から正社員になりたいという人以外は、派遣で採用されるくらいのスキルを磨いて派遣での就職を狙うことをオススメします。

最後に

以上、各雇用形態のポイントを簡単にですがまとめてご紹介しました。

繰り返しになりますが、少しでも早くWebデザイナーになりたい方は、一つの雇用形態にこだわらず様々な形態で探してみるのが一番良いです。バイトでも派遣でも実際にWebデザイナーとして働いたという経験があれば、次の転職活動は有利になるはずです。

Webデザイナーとしてあなたが将来どうなっていきたいかという事を考えて、その目標にあった会社を探してみてくださいね!

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