前回のミッション「Webデザイナーに応募する人が書類選考で受かるポイントを知ろう!」
ここでは面接で大事な基本的な事から、これがやっぱり一番大事!というポイントをご紹介します。
1.第一印象を良く見せる基本を押さえよう
明るく元気のある声で話す
基本中の基本ですが、ぼそぼそとした話し方ではなく、明るくハキハキとした話し方を心がけましょう。第一声のトーンは、あなたの第一印象として強く残ります。元気というよりも多少おっとりとした声でも、はっきりと声を出せているなら問題ありません。
語尾がはっきりしなかったり、ボソボソとした聞き取りにくい声では自分に自信がなさそうにも取れるので、あまり良い印象には残りません。前日の夜にお風呂の中で声を出したり、当日の朝は家で「あ・え・い・う・え・お・あ・お」のような発声練習をして面接前に自分の声を確認してみましょう。
清潔感のある身だしなみをする
Webデザイナーの面接は、スーツではなく私服でOKと言われる場合もありますが、どちらも清潔感の伝わる格好をするのがベストです。
Webデザイナーが働く職場の場合、デニムにスニーカーといったカジュアルな服装の人も多いですが、面接に私服で行く時は好印象を持ってもらえるようにオフィスカジュアルといわれるような服装で向かうと良いでしょう。
表情や姿勢を意識する
暗い表情に猫背ぎみの人よりも、自然な笑顔や明るい表情をした姿勢の良い人の方が、採用担当者の印象は良くなります。緊張で顔がこわばる、うまく笑えないという場合は、口角を少しあげるように毎日少しずつでも意識してみてください。
猫背ぎみだという人は、オードリー春日さんのカスカスダンスを面接前のトイレなどでしてみてください。冗談抜きに背筋が伸びてピシっとした姿勢になれるので、いつもよりは堂々とした態度で面接に挑むことが出来ますよ。
2.質問対策をしておこう
質問されることを想定する
面接で質問される内容は大体決まっています。例えば
・なぜ弊社に応募したのですか?
・なぜWebデザイナーになろうと思ったのですか?(未経験の場合)
・制作において得意なことと苦手なことはなんですか?
・Webデザインに関する情報収集はどこからしていますか?
・(ポートフォリオを見ながら)このWebサイトでこだわった部分を教えてください
・残業は大丈夫ですか?
・将来はどうなりたいですか?
・入社後にやりたい事はありますか?
など、ざっと思いつくだけでもこれだけあります。
前任者の代わりで入る場合は、その人が毎週・毎月こなしていた仕事を引き継ぐことになるので「バナー1枚作るのにどれくらいかかりますか?」「特集ページやLPなどの1ページを作るのにどれくらいかかりますか?」と聞かれることもあるでしょう。
Webデザイナーは締め切りに追われることが多いので、普段から制作にかかる時間(工数)を把握しておくことはとても大切です。
もし面接で、上記のような時間に対する質問があったとしても、誇張せずに素直な答えを返してください。嘘をついて受かったとしても、すぐにスケジュールに付いていけなくなり苦しむことなるので、今の自分ができる精一杯のことを真摯に伝えてください。
色々質問があると思いますが、Webデザイナーの夢を掴むためには自分自身と向き合ってゆっくりでも答えらえるようにしておくことが大切です。自分自身と向き合うのが苦手な人は、面接対策の本を読むのも良いでしょう。
面接攻略の前に「自分が理想とする生活」「自分のやりたいこと、得意なこと」と向き合う必要があり、それだけで根を上げた友人もいましたが、今の自分を一歩でも成長させるために読んでおいて損のない本だと個人的には思います。
ポジティブな返信を心がける
これはどの質問に対しても言えることですが、ネガティブな答えで返すよりもポジティブな返答になるよう心がけてください。
例えば「バナー作成は好きじゃないので2時間はかかってしまいます」より、「以前はバナー1枚作るのに3時間かかっていましたが、練習を積んで最近では2時間で作れるようになりました。」の方が、努力している姿勢が伝わる気がしませんか?
転職理由に一貫性がなかったりネガティブなことが目立つ人の場合、「うちの会社に入っても大丈夫かな?」と感じ採用を見送られてしまうので、質問されそうなことはポジティブに返せるよう練習しておきましょう。
面接官は一緒に働きたいと思う人を求めています。質問の返答がネガティブなものがが多かったり、中身がないような人と一緒に仕事をしたいとは思う人は少ないでしょう。
会社によっては人柄重視で採用を決めることも多いです。すなわち、面接では書類選考では分からない、応募者の人柄を見ているのです。
3.熱意を伝える
経験者よりも未経験者を採用する可能性が一番高いポイントが、この熱意です。
経験者の面接者の中には、本当にWebデザイナーとして働きたいの?と感じる人もいます。未経験者より確かに実務経験やスキルはあるのですが、話してみると将来への展望や新しくやりたい事も特になく、他に仕事がないから面接に来ているような人です。
そんな人よりも、少々口下手でも「Webデザインが好き!Webデザイナーとして仕事をしたい!」と話していて熱意が伝わってくる人が居れば未経験者でも採用したくなります。
しかし、熱意はあっても「御社でなら色々勉強出来ると思い〜」というような、職場に仕事をしに来るのか勉強しに来るのか分からないような人はあまり良い印象になりません。
職場は自分の能力や労働力を提供し、給料を貰う場所です。職場によっては勉強会があったりもしますが、自分でも勉強してスキルや知識を磨くという前提が伝わる話し方が面接では大切になります。
Webデザイナーとしてのやる気や仕事に対しての意気込みを、表情や身振り手振りを使って面接官に伝えてみてください。
まとめ
書類審査を通過したということは、あなたのスキルは会社が設定した一定の基準をクリアしているということです。あとは上であげた3つのポイントを押さえれば、あなたにあった会社はきっと現れます。
あなたに悪い点がなくても、他の応募者の方が経験者だったからという差で不採用になることもあります。これは単に運や縁がなかっただけです。不採用が続く時は気づきませんが、受かった会社で採用理由を聞くと自分は運が良かったんだ、と思う人は以外といるのです。
例え不採用になったとしても、自分が悪いとは思わずに気を切り替えて次に進みましょう!面接まで来れているならWebデザイナーになる日もそう遠くはないはずです。自信を持って一歩ずつ前に進んでいってください。進むことさえ止めなければWebデザイナーの道も開けるはずです。
面接攻略のヒントに
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