独学でWebデザイナーの勉強をしたい初心者におすすめの本

独学用の本を探しに本屋に行ったけれど、種類が多すぎてどれを買ったら良いのか分からない!と迷う方は多いです。

Webデザインに関する本は毎年様々な本が発売されていますが、本の内容も初心者向けから現役Webデザイナー向けまで様々です。

そこで今回は、Webデザインの勉強におすすめのコーディングやデザインの基礎が分かる初心者向けの本をまとめてみたのでご紹介します。

紹介する本の種類

・コーディング関係
・デザイン関係

コーディング関係

スラスラわかるHTML&CSSのきほん

HTMLやCSSについてほとんど分かっていない初心者にオススメなのがこちらの本です。本の通りに沿って学習していけば、タイトル通りにHTML&CSSの基本が分かる内容になっており、最終的には7ページあるWebサイトが作れるようになっています。(ネットから7ページ分のサンプルデータがDL可能。)

本に載っている通りに実習する→実習の終わりにその時に使用したタグの意味や説明が載っているので確認する、という流れなので「最初にくどくどと難しい説明はいらないからとりあえず実践したい!」という人に向いています。初心者が手にする「最初の1冊」にオススメしたい1冊です。

 

デザインの学校 これからはじめるHTML&CSSの本

こちらも初心者向けの本ですが、文字が大きいので小さい文字を読み続けていくのが苦手と思う人にオススメの1冊です。付属のCD-ROMには、架空のカフェのWebサイト7ページ分のサンプルデータが入っていて、途中でつまづいた場合でも、引き続き操作を進められるようになっています。

筆者の千貫りこさんは、雑誌への寄稿から公演やセミナーを多数行っている知る人ぞ知るフリーランスのwebサイトクリエイターです。これまでのノウハウを初心者向けに分かりやすく紹介してくれているので、「とりあえずWebサイトを一個作ってみたい!」と思う人には最適です。

 

HTML5&CSS3デザインブック

初心者レベルのスキルや知識を習得した人が、次の段階に進むときにオススメしたいのが本書です。Webサイトで様々なレイアウトを作ったりレスポンシブWebデザインを学びたい人に向いていて、ブログ・ニュース風のレイアウトやビジネスサイト風のレイアウトなどを学ぶことが出来ます。

個人的には段組、ボックスのレイアウトの手法がとてもわかりやすくまとまっていると思ったので、floatの段組がイマイチ苦手と思っている人には是非読んで欲しい1冊です。WordPressのテーマを自分好みにカスタマイズしたい人も是非。

 

作りながら学ぶHTML/CSSデザインの教科書

初めてこの本を手にした時は、その分厚さ(何と336ページ!)と表紙の黒さに「本当に初心者向け?」と一瞬戸惑いましたが、中を見ると「はじめてHTML&CSSを学ぶ人の入門書」とあります。

HTMLとCSSの基礎はもちろんのこと、CSSで立体的なボタンを作る方法や、初心者が間違いやすいHTMLの記述など実践で役立つ情報が多くまとめられています。例えば下記のようにタグは入れ子にする必要がある等の説明があります。

× <section><h1>文字</section></h1>
○ <section><h1>文字</h1></section>

分厚い分、内容も充実しておりjavascriptやjQueryの技術も簡単にですが紹介されています。これ1冊持っていれば実際のWeb制作で求められる必須知識が存分に習得できるでしょう。

初心者の一歩先を行く「Webサイトを作れるようになるだけではなく、実践で活かせる知識をマスターしたい」という人にオススメしたい1冊です。ちなみにこちらも初心者向けというだけあって、8ページ分のサンプルサイトが作れるようになっています。

 

デザイン関係

デザイン入門教室

バナーやWebサイトをデザインする際に「何となくこの色を使って、何となくここに配置して〜」と、感覚的にデザインをやってきた人が理論的にデザインのルールや法則を学べるのが本書です。

Webデザインの見本よりも紙媒体のDTP系の見本がたくさん載っていますが、デザインの基本はもちろんのこと、女性的なエレガントなデザインや高級感のあるデザインなど、様々なテーマを元にデザイン例が載っているので見ているだけで参考になります。

「私にはデザインセンスがないから…」と思っている人も、この本を読めば「デザインはセンスではない」ということがわかるはずです。基本からデザインを学びたい、ちゃんと知識を身に付けて仕事に活かしたいと思っている人には役立つ本です。

 

やってはいけないデザイン

作ってみたは良いものの「何故かダサくなる」「何かダサい」と感じる、またはそう言われたことのあるあなたに薦めたいのがこの本です。

本書では素人がやりがちな「やるとダサく見えてしまうデザイン」を改善点と共にビフォーアフターで掲載してくれています。この本に載っている基礎さえ掴めばもうダサいセンスとはおさらばして「良いね!」と思われるデザインのコツが掴めるはずです。

見本はチラシや名刺などが多いですが、Webデザインのバナー作成やページ作成に活かせるヒントが満載です。ただビフォーアフターは載っていても、実践方法までは載っていないのでフォトショやイラレがほとんど使えないという方は、やり方をググりながら勉強してみてください。

 

なるほどデザイン

Webサイトを制作する際にも意識する「誰に・何を・なぜ・どうやって伝えたいのか」を視覚的に学べることが出来るのがこちら。文字が少なく、ぱらぱら眺めてるだけでも最後まで楽しめる1冊になっています。

今はまだWebデザイナーではなくとも、仕事でパワポを触ったり画像を用いた資料作成を作る機会のある人には特にオススメです。この本を読むだけでも今の仕事にも、Web制作にも活かすことができるでしょう。

写真の見せ方からフォントや色の使い分け1つで、相手に伝わるイメージがここまで変わるんだというようなサンプルが載っており、どれも思わず「なるほど」と思ってしまう内容ばかりです。

 

デザインを学ぶすべての人に贈る カラーと配色の基本BOOK

Webサイトやバナーをデザインをする時に大事になってくる、配色を学びたい人にオススメの本がこちらです。色の基本はもちろんのこと、各章に様々な配色をテーマにしたデザインがビフォーアフターで載っているので、ダメな点と良い点がわかりやすくまとめられています。

知っていないと全体のバランスが悪くなったりごちゃごちゃして見える配色を、調和する配色、強調する配色、感情を表現する配色などを章ごとにわかりやすく説明してくれてるので、配色を0から学びたいと思っている人にはオススメの入門書です。

見本も一つではなく、小さいですが2つ3つ使って説明してくれるので視覚的にも分かりやすい1冊になっています。

 

最後に

以上、私が初心者の時に読みたかったな〜!という本ばかりを集めてみました。本が手元にあると、ネットで情報を探すよりも本の目次から知りたい情報をすんなり知れたりするので、1冊は持っておくことをおすすめします。

ここに載せた本はどれもオススメなので、是非一度手にとって読んでみてくださいね。

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