色彩検定2級を独学で合格するために必要な勉強法とスケジュール

色彩検定2級を独学で合格するために必要な勉強法とスケジュール

色彩検定2級に合格するには独学でも問題ありません。実際、私も独学で2級に合格できました。しかし個人的な感想としては、勉強法やスケジュールを間違うと合格が難しくなるなということ。

私は勉強期間が長いとだらだらしてしまいやる気が全く起きないので、約1ヶ月前から2級の勉強を始めたのですが、以外に覚えることが多く、1ヶ月前でけっこうぎりぎりだと感じました。

そこで今回は、約1ヶ月前からの勉強でも確実に2級に合格するために必要な勉強法とスケジュールを紹介します。

色彩検定2級の難易度

去年2018年の数値を見ると、志願者数11,631人に対し、合格率は67.4%とそこまで難易度は高くないように見えます。

3人中2人は合格できているので、しっかりと勉強すれば受かる試験と言えます。

しかし、合格するには7割以上の正解が必要で、色彩検定2級の出題範囲の広さから考えると決して楽に受かれる試験とは言えません。

ですが、出題される内容は公式テキストである「A・F・T色彩検定公式テキスト2級編」からそのまま出てくるのがほとんどなので、きちんと勉強時間を確保した上で試験に挑めば誰でも合格できる試験になります。

合格するのに必要な勉強法

至ってシンプルで「公式テキストを2〜3回履修し、あとは過去問を繰り返し解きまくる」です。

流れとしては下記のような流れがおすすめです。

・公式テキスト1回目
主題内容を把握&内容をなんとなく理解する

・過去問1回目
実力を把握&間違えた所を中心に公式テキスト2回目に挑む

・公式テキスト2回目
過去問に出た所を中心に内容の理解を深める

・過去問2回目
実力を把握&間違えた所を中心に公式テキストを復習、別年度の過去問に挑む

これを繰り返すだけで合格に限りなく近づくことができます。

試験内容は過去に出た内容がそのまま出ることもあるので、何度も繰り返し問題を解くことが大事です。公式テキストを最低2回履修したら、あとは過去問を解きまくって頭に覚えさせましょう。

ちなみに勉強時間についてはこちら「色彩検定2級に合格した際の勉強時間と「やれば良かった」と思ったこと」の記事に詳しく書いていますが、私の場合だと平日・祝日合わせて約70時間ほどで合格できました。

2級を合格するためのスケジュール

40日前:3級の勉強

3級を飛ばしていきなり2級を受験する場合でも、3級の知識は必要となります。そのため、2級の受験勉強に入る前に3級を持っていない人は3級の受験勉強をしておきましょう。

勉強方法は2級と同じで公式テキスト「A・F・T色彩検定公式テキスト3級編」を履修するだけで構いません。

一通りの知識を得るには最低1週間〜10日間程が必要になるので、3級で色彩検定の基礎を学んでから2級の勉強に挑みましょう。

1ヶ月前:2級の勉強開始

公式テキスト「A・F・T色彩検定公式テキスト2級編」の内容は、全部で約120ページあります。

しかもテキスト量が多くイラストが少ないため、1日10ページずつ進むとしても約2週間弱かかります。読むだけならさらっと読めますが、必要な知識を書いて覚えたり、配色演習などをしたりしていると以外と時間がかかってしまいます。

働いている社会人なら時間を確保するだけでも大変なので、最低でも1ヶ月前から2級の勉強に取り組めるよう、スケジュールを空けておきましょう。

2週間前:公式テキストを終える&過去問の挑戦開始

2週間かけて公式テキストの内容を全て把握したら、過去問に挑戦します。

ここで大切なのは、完璧に内容覚えていなくても良いので、一旦過去問に挑戦するということです。

公式から出ている過去問「色彩検定過去問題集2018年度2・3級」は2級と3級が一緒になっている分、少々高いのですが夏・冬の計2回の過去問が載っています。

この過去問を解くことで今の自分の実力が把握でき、よく問題に出るジャンルや全く出ないジャンルも見えてきます。それらを把握し、再度公式テキストを復習してみましょう。

1週間前:公式テキストの復習を終える

最初に2週間かけて履修した公式テキストを、今度は1週間で復習します。この時、内容をある程度理解出来るようになっておくことが大切です。

配色演習もなんとなくではなく、理解した上で解けるようになっていると当日の合格に近づけるでしょう。

6日前〜前日:過去問に再挑戦&間違えた箇所の復習

公式テキストの復習を終えたら、あとは再度過去問を繰り返すだけです。

余裕があれば、前年の過去問とは別年度の過去問も買って解いてみることをおすすめします。

私は過去1年分しか買っていなかったのですが、検定当日は過去問と全く同じ内容ですらすら書ける問題もあった反面、見たことがない内容の自信が持てない問題もいくつかありました。

過去問で高得点が出るようになったとしても、内容を理解せずにただ暗記しているだけで点が取れているだけなら、応用問題が出た時に解けない可能性が出てきます。

当日になって焦りたくない方や余裕を持って試験に挑みたい方は、過去問は最低でも2年間分買っておいた方が合格は確実です。

当日:検定会場へ

ここまでやればあとはもう合格できる実力がついています。自分を信じて、試験に挑みましょう。

勉強法とスケジュールのまとめ

色彩検定2級は独学でもしっかり勉強すれば一発で合格できる資格です。

様々な色彩検定の問題集が出ていますが、合格への一番の近道は「A・F・T色彩検定公式テキスト2級編」を覚えることです。

この公式テキストを読んで「どうしても分かり難い」、というのであれば他の問題集も買って一緒に勉強するのも有りですが、公式から出ている過去問は必ず解いてください。

過去問を繰り返し解き、内容を覚えるだけでも合格に近づくので焦らず少しずつでも勉強してみてください。

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